
不動産投資はリスクが大きそうで参入しづらいと感じている方も少なくないかもしれません。
投資というものは不動産に限らずリスクが付きまとうものです。
しかし、起こりうるリスク・その回避方法をきちんと把握しておけば怖くありません。
今回は、不動産投資にかかるリスクを初心者にもわかりやすいように解説していきます。
Contents
不動産投資で気を付けるべきリスク9種類を解説

不動産投資には大きく9種類のリスクがあります。
ここではそれぞれのリスクを解説していきましょう。
リスク①税金
不動産投資をすると必ず税金がかかってきます。
不動産を購入するとき、不動産を保有している期間、不動産を売却するときの3つのタイミングで納税の義務が発生するのです。
これはどうにかして避ける、というのはできず必ず支払わなくてはなりません。
仮に支払わずに滞納すると不動産物件を差し押さえられてしまうこともあります。
リスク②金利上昇
不動産物件を購入する際、多くの人はローンを組んで購入することになるでしょう。
変動金利を選ぶのが一般的ですが、未来の金利はだれにも予想できません。
そのため、将来金利が上昇してしまうリスクも十分に考えられるのです。
金利が大きくなってしまえば損失も比例して大きくなってしまう可能性もあります。
リスク③家賃滞納
入居者が家賃を滞納してしまうことも十分に考えられます。
家賃を滞納されれば収益が発生しなくなり、支払いだけが発生してしまうということがあるのです。
家賃を滞納させないために、入居審査の基準を厳しくするなどの対策をすることによってリスクを最小限に抑えられます。
リスク④空き室
家賃滞納と同様に、空き室ができてしまえば収益が発生しなくなってしまいます。
空き室の期間が長ければ長いほど、収益よりも支払いの割合が増えていきだんだんと運用が厳しくなっていってしまうのです。
最終的に、空き室が原因で不動産物件を手放さなくてはいけなくなってしまうこともあります。
リスク⑤地価下落
今の日本は少子高齢化が進んでおり、人口も少なくなってきています。
これによって不動産の需要も減少傾向にあるのが現実です。
需要が低下すれば不動産の価格や地価の下落なども引き起こすとされています。
リスク⑥家賃下落
家賃相場はエリアの住環境の変化や住民の需要などに大きく左右されます。
学校や会社の近くの物件を購入し、サラリーマンや学生などに頼って運用をしていた場合、その頼っていた存在(学校や会社)がなくなってしまえば需要が一気に下落し家賃も下げないと空き室が埋まらなくなってしまうのです。
リスク⑦修繕
不動産物件をきれいなままに維持しておくためには修繕費用が掛かります。
新築の物件も経年劣化は避けられないため、修繕費用は最初に多めに見積もっておくことが大切なのです。
リスク⑧災害
不動産投資において災害のリスクも頭に入れておかなくてはいけません。
台風や地震をはじめとした自然災害は誰も予想できないだけでなく防ぐこともできないのです。
そのため、もし自然災害で倒壊してしまった場合には不動産投資を続けられなくなってしまうこともあるというのも大きなリスクとなるでしょう。
リスク⑨不動産会社の倒産
不動産会社に物件の管理などを委託していた場合、会社が倒産してしまえば最悪共倒れになってしまう可能性もあります。
一つのリスクとして覚えておきましょう。
不動産投資でリスクを避けるために気を付けるポイント

9種類のリスクを紹介しましたが、これをみてやっぱり不動産投資は難しそうだと感じる方もいるかもしれません。
しかし、きちんと気を付けるべきポイントを理解しておけばリスクを最小限にまで抑えることができるのです。
ここでは、リスクを避けるために気を付けたいポイントを紹介します。
信頼できる不動産会社を選ぶ
先ほどの9つのリスクを回避するためにも、不動産投資を始める一番最初の作業「不動産会社選び」が何よりも大切です。
不動産投資について本やインターネット上で知識を蓄えても、専門的な知識や経験が必要になる時がどうしてもあります。
その時に頼りになるのが不動産会社なのです。
信頼できる不動産会社の条件はいくつかありますが、誠意のある対応かどうか、リスクや経験などもきちんと教えてくれるところかどうか、口コミはいいのか、実績などを参考にして選ぶとよいでしょう。
ローン計画・運用計画は先をしっかり見据えて
不動産投資は投資金額が大きいため返済期間も長くなります。
目先の利益にのみ目がくらんでしまうと、長期的に見たときに損失が大きくなってしまうことも少なくありません。
きちんと先をしっかりと見据えたローン計画・運用計画を立てることが大切です。
需要の高い物件を選ぶ
入居需要がなければ空き室が増え、損失が大きくなってしまいます。
エリアや住環境などもきちんと調査して、入居需要の高い物件を選ぶことこそが空き室リスクを最小限にする秘訣です。
耐震性に優れた物件を選ぶ
災害のリスクは不動産投資において大きなリスクになります。
いつ起こるかわからない自然災害で不動産投資ができなくなってしまうリスクを避けるためにも、耐震性や耐火性に優れた物件を選ぶようにしましょう。
リスクを分散
1つの不動産物件にすべての資金を投入するのは大変危険です。
仮に1つの物件に全資金を投入してしまった場合、何らかの原因でその物件の利益が0になってしまえば不動産投資を続けることは困難になってしまいます。
こうならないためにも、リスク分散を行うことが大切なのです。
まとめ
不動産投資にはいくつものリスクがあります。
しかし、必要以上にこのリスクを恐れることはありません。
リスクにあったリスク回避の方法を覚えておけば初心者でも十分に不動産投資を成功させることはできるのです。
ぜひ今回紹介したリスク回避の方法を抑えて不動産投資に挑戦してみてくださいね。